胆のうがんを知ろう

女医

胆のうがんってどんな病気?

人間の身体には、肝臓がありますよね?肝臓は食べたものの脂肪分解を助けてくれる胆汁(たんじゅう)を作っています。肝臓から胆管という管を通って十二指腸へ胆汁を運びますが、この胆管の途中には、胆のうという袋のような臓器が存在します。この胆のうは肝臓の下の部分にあり、胆汁を一時的に貯めておく役割をしています。胆のうに一時的に貯められ胆汁が、脂っこい食事をした時などに脂肪の分解を助けます。この袋にような胆のうに悪性の腫瘍が出来ることを「胆のうがん」と呼びます。

胆のうがんの原因は?

胆のうがんは、アジア地域や南米方面で発症する方が多いです。一般的に食生活が影響するのでは?と考えられることが多いですが、医学的にまだはっきりと断定できません。しかし、医学的にみて要因と考えられる可能性があるのは「先天性膵胆管合流異常」というものです。通常は、膵臓(すいぞう)から伸びる膵管(膵臓から消化液を通す管)と胆管は、十二指腸の中で出会い合流しますが、この形が生まれつき異なっていると、胆汁と消化液が別々の管に逆流してしまうことがあります。形が正常の時でも逆流することも一部ですがあります。白人の方はこのように合流していることがないので、胆のうがんにならないと言われています。

胆のうがんの種類

胆のうがんには二つのタイプに分類されます。ひとつは胆のうの内側の壁にポリープが大きく飛び出しているものがガン化したもの。このタイプはゆっくりと時間をかけて大きくなっていきます。あとひとつの方が、平坦浸潤型と言われるものです。これは、胆のう壁の一部が厚くなって、内側へ潜り込むように大きくなっていくものです。こちらの方が進行が速いので、外側の胆のうの壁に達したら、肝臓や胆管にも比較的短期間で広まります。

胆のうがんの症状

胆のうという臓器はふくろのようになっているので、内側で腫瘍が大きくなっていても、ご自身で異変に気付くことはなく、早期発見が難しいと言われることが多いです。ただ、胆のうの出口部分(胆管付近)に出来た場合は、胆汁が滞ってしまうので、胆石症のような症状を起こします。黄疸や腹部の痛みなどがその症状だと言われています。

広告募集中